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天空の農園で有機農業を実践。地球にやさしい野菜作り

自然との調和を大切にし、化学肥料や農薬に頼らず、丁寧な土づくり。そこに生息する多様な生き物と共生しながら農業を行う
くねくねとした山道を登ること10分以上。標高の高い場所に有機農業を実践する二宮さんの畑があります。濃く青々としたブロッコリーの葉が一面に並ぶ畑がお出迎え。

ところで皆さま「有機農業」ってご存じですか?
化学的に合成された肥料や農薬を使用しない「環境に配慮した農業」を言います。有機農業で作られた作物を「有機(オーガニック)農産物」と言い、食の安全にも配慮されています。

白菜畑の曲線美を見ながらふと想います。
野菜は土の養分を吸って育ちます。野菜は土の養分を蓄えながら成長します。だからこそ、野菜を食べるとき「その土に何が含まれているのか」非常に気になります。土の成分がダイレクトに表れる野菜。自分で見極めちゃんとしたものを選ばなければなりません。
この日の撮影は2月。ピンッとした空気がとても冷たく、手がかじかむ寒さ。春が来たらこの畑いっぱいに沢山の野菜たちがひしめき合うことでしょう。それまで、ひとやすみ。
土づくりの重要さを熱心にご指導いただきました。鍬(くわ)で掘り返さなくとも自らの手で土を掘り返せるほど柔らかな土。ふかふかなマットの上を歩くよう。
驚くほど「ふわっふわ」な土。人もフワフワな布団で寝ると気持ちいい。野菜たちもこんなに気持ちいい布団をかけて寝るからこそ、ストレスもなく生命力に満ち溢れた美味しい野菜に育つのでしょう。根も伸びやすく、養分の多い上質な土。土づくりの重要性を感じます。
化学肥料や農薬に頼らない野菜は、私たちの健康を、未来を支えてくれています。

有機JAS認定農家である二宮農園さん。土づくりにこだわり、梶田商店さんの醤油の搾りかすを配合。生産者同士で繋がるエコロジカルな循環システムを構築しています。

farmers information

二宮農園二宮 博さん

愛媛県大洲市
◇ 主な生産品
人参・玉ねぎ・トマト・ブロッコリーなど