100%自社醸造。伝統技術で醤油を醸す

全ての諸味（もろみ）を酵母添加も酵素添加も行わず、天然醸造にて自然と共に醸す。日本でも貴重な「本来の醤油」、これこそが「当たり前の醤油」

原材料の選別から醤油づくりは始まっています。
現在、国内で原料選別から醸造、瓶詰まで一貫した醤油づくりを行う醤油蔵はごく僅か。国内の殆どの醤油蔵は、生醤油を購入し、味付け、火入れ濾過、瓶詰するのが主流となる中、梶田商店さんは「一貫づくり」にこだわり、頑固にこの方法を守り続けています。

高さ３メートルを優に越える巨大な釜を用いて大豆を蒸す。高所の作業もなんのそのといった感じでよじ登り、慣れた手つきで釜を操る。熱気が伝わる瞬間です。

蒸された「大豆」と炒って割った「小麦」に「麹菌」を混ぜ合わせ、そのまま室（むろ）に運ばれ、温度と湿度が管理された温かい室で育つこと３日間...「醤油麹」となる。

出来立ての醤油麹と塩水を木桶で混ぜ合わせじっくり熟成。お醤油は出来上りまでに濃口醤油で約２年の歳月がかかるんです。〝おいしい〟の中には「時間」がしっかり含まれています。

私たちの口に入るものがどうやって作られているかを「知る」。これからを生きていく上でとても大切だと感じます。

梶田商店さんのお醤油は、旨味が強く、非常によく伸びます。湯に数滴たらすだけでお出汁のような味わいに。よく伸びるからこそ量を多く使う必要はありません。素材の味をまとめてくれる、包容力のあるお醤油です。

今回ご紹介出来ておりませんが、麦味噌は子供達も大好きな自然の甘さいっぱい。甘味料を一切使わず、麦だけの甘さに驚きです。是非、梶田商店さんのホームページもご覧くださいませ。